心理を追求した人はすごい 2
詩人が春の朝に見るものは「違い」です。
けれども、疲れたりがっくりしたりするとわれわれの感覚は違いを同じものにしてしまう。
実を言えば、これは正しく人間存在の根本問題です。
習慣のためにわれわれは、川にへどろがたまって流れなくなるように、「詰ま」ってしまい、ついには、以前は細くて速かった流れが曲がりくねったゆっくりとした流れになる。
これは、ワーズワースが、年を取るにつれ「牢獄の影」が忍び寄ってくるとこぼしたときに言おうとしていた事柄です。
ワーズワースの初期の詩たとえばウェストミンスター橋を歌ったソネットは「新しさ」で満ちているが、後期の詩はなぜか「疲れ」ています。
しかし、前にも触れたように、マスローは次のような重要な発見をしています。